お客様とつくりあげる家づくり日記 Vol.34 ~奥様の家事負担軽減を考えたキッチン中心のお家~
2025/04/12
設計部では、お客様のご要望に沿って様々な間取りをご提案させていただいています。
このブログでは、設計士が施主様のご要望をどのようにプランニングしているのかを、「お客様とつくりあげる家づくり日記」と題してお届けいたします。
こんにちは。設計部の加藤です。
今回は、私が設計を担当させていただいたお家についてお話したいと思います。
今回の物件はキッチンにいる時間の長い奥様の家事負担軽減を考え計画されたキッチン中心型の間取りです。
【機能的な動線】
①買い物動線
買い物後の重たい荷物があっても、収納まで楽に移動できるよう、玄関から土間収納、ホールを通ってパントリーへつながる動線を計画しました。
②生活動線
帰宅後すぐに手洗いや入浴ができ、そのままLDKへ移動できる整った生活動線をつくりました。
洗濯も脱衣室で完結し、乾いた衣類はそのままウォークインクローゼットへ収納可能なため、各居室へ持って行かずにまとめて収納できます。
2つの動線は、裏動線にすることでエリア分けをしています。
【キッチンから子どもたちを見守る小上りの和室】
カウンターは壁を作らず、リビングを見渡せる開放的な設計にしました。
空間が狭くならないように、間仕切りを設けずロールスクリーンで仕切れる工夫も取り入れています。
また、お施主様と窓の高さも密に打ち合わせしました。
敷地の高低差を考慮し、道路からの視線を遮りつつ、室内からは景色が楽しめるように計画しました。
和室は子どもたちが勉強や遊びに使うために考えられた空間になりました。
【脱衣室の造作棚】
脱衣室は造作の棚を作り、用途を細かく決めてそれに応じた形にしました。
カウンターはゆったり使える奥行にし、上部にはたっぷり収納できるスペースを確保しました。
施主様のご厚意で、こちらのお家の見学会を4月19日(土)-4月20日(日)の2日間で開催いたします。
ご興味がある方は、是非ご見学ください。